新アルバムリリース! 郷みん’Sからビデオメッセージが届きました。
明日の民謡界を担う若き3人のユニット、郷みん’S(きょうみんず)。全国各地に根付く民謡から、3人が厳選した全10曲と舞踊映像(CDエクストラ)を収めたセカンド・アルバム『真(しん)〜うたまいルネッサンス〜』を発表、2013年11月9日(土)にアルバムを記念して同名のコンサートも予定されています。
■最新作品
「真」の意味は…うそや偽りでないこと、真実、ほんもの。「3人それぞれが真剣に民謡と向き合い、真(しん)を究(きわ)め、真心を込めて真(本物)の民謡を奏でる。これからも胸の真ん中にある揺らぐことない決意と共に、民謡道を歩んで行く」という思いが込められています。
副題として掲げた〜うたまいルネッサンス〜の「ルネッサンス」とは、一般的に「再生」や「復興」を指す言葉として使われます。東日本大震災からの復興、更に日本再生を願う気持ちを、日常生活に溶け込み人々と共に今日まで生き続けている民謡を通じて、日本全体に発信したいと思います。三人三様の個性をちりばめ、日本の北から南までずっと残したい民謡の数々を、唄い、弾き、舞うアルバムです。 尺八・笛の演奏には名手米谷和修(よねやわしゅう)を迎え、美しい音色で郷みん’Sの演奏に更にパワーを吹き込んでいただきました。
南部俵つみ唄(インストゥルメンタル)
津軽三下り
神津節
津軽じょんから節(曲弾き)
大洗甚句(磯節入り)
おてもやん
竹田の子守唄
ヤマタノオロチ(八岐大蛇)〜真ver.
蝦夷富士の唄
八木節〜郷みん’Sバージョン〜
■ファーストアルバム
VZCG-706(CD) 1,600円
2009年3月25日発売
日本郷土民謡協会所属の有望な若手三人が『郷みん’S』というユニットを組んで、昨年3月からライブ活動をスタートしました。若い人にも民謡を楽しんで欲しいというコンセプトで、変にアレンジをしない本物の民謡で、唄・三味線・太鼓・踊りのステージを繰り広げています。 本作は、そのステージをコンパクトに再現した初のミニ・アルバムです。
■コンサート
〈平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演〉
郷みん’S コンサート
「真(しん)〜うたまいルネッサンス〜」
開催日時
2013年11月9日(土)
14:30開場/15:00開演(終演:16:30予定)
場所
西新井文化ホール(ギャラクシティ)
東京都足立区栗原1-3-1
〔最寄駅:東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線) 「西新井駅」東口下車徒歩3分〕
チケット購入
※じゃぽチケットのサイトに移動します
出演
- 郷みん’S(おもだか秋子、椿正範、松浦奏貴)
- 尺八・笛:米谷和修
チケット
- 指定席5,000円
- 車椅子席5,000円
- 自由席3,500円
【チケットに関する問い合わせ】 公益財団法人日本伝統文化振興財団チケットセンター 0570-08-0089 【公演情報ページ】http://concert.jtcf.jp/1592
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■レポート
郷みん’S ワンマンライブ IN ギンザニッパーズ(2008年3月)
日本郷土民謡協会に在籍する注目の若手3人、椿正範さん(津軽三味線)、澤瀉秋子さん(唄、太鼓)、松浦奏貴さん(踊り)が集結し、郷みん’Sを結成。3月7日、銀 座にある28’s Liveにて初のライヴを行ない、満員の観衆は3人の個性から生み出される、日本の民謡の楽しさ、躍動感、素晴らしさを味わえる夜となりました。その模様 をお伝えします。
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おもだか秋子 民謡(うた)の道 出版記念リサイタル(2012年1月)
姓の表記を 漢字の「澤瀉」から「おもだか」とあらためて心機一転、2011年11月ソロ・アルバム第3弾『民謡(うた)の道』(CD、カセット)を発表したおもだか 秋子さん(「民謡」と書いて「うた」と読みます)。17歳でプロデビューし今年10周年を迎えたおもだかさんのアルバム出版記念リサイタルが、全国から豪 華なゲストを迎え、盛大に行なわれました。
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第十六回日本伝統文化振興財団賞/第一回中島勝祐創作賞 受賞記念演奏会(第二部「若き継承者たち」で出演/2012年6月)
伝統芸能の 未来を担う実演家を毎年1名顕彰する日本伝統文化振興財団賞は、今年で第16回目を迎えました。本年度より創設された中島勝祐(かつすけ)創作賞が加わ り、二つの贈呈式と受賞記念演奏会が6月5日東京・紀尾井ホールで開催されました。贈呈式に引き続き行なわれた第一部「受賞披露演奏」と第二部「若き継承 者たち」の模様をお送りいたします。
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■プロフィール
おもだか秋子(おもだかあきこ/唄)埼玉県川越市出身
1985 年生まれ。1987年、2歳で初舞台を踏み、同年、隆章会〔宗家=柴田隆章(現日本郷土民謡協会理事長)〕に入会。唄・津軽三味線を柴田隆章師に、太鼓・ 三味線を母=多田隆章次師に師事。子供時代に数々の大会に挑み、日本郷土民謡協会少年少女大会では3歳で特別賞の後、小学生の部、中学生の部、高校生の部 で優勝、各地の少年少女大会にも赴き優勝を飾る。中学生より津軽三味線を名手・澤田勝秋師に師事し、津軽三味線全国大会でも女性の部優勝など数々の受賞歴 を持つ。日本郷土民謡協会春季大会チャンピオンの部総合優勝を機に、2003年、ビクターからアルバム「若い民謡」でデビュー。NHK-FM「年の瀬民謡 スペシャル」に小学校6年生で初出演以降、NHKのラジオ、テレビ番組にも出演多数。2006年、アルバム「若い民謡2nd.」リリース。2011年3 月、師匠・澤田勝秋師らと共に国際交流基金ロシア公演に参加、4都市5公演。同年11月、3枚目のソロアルバム「民謡(うた)の道」をリリース。現在、民 謡の唄に留まらず、三味線(太棹・細棹)、沖縄三線等、民謡マルチプレーヤーとして活躍中。
椿 正範(つばき まさのり/津軽三味線)福岡県北九州市出身
1981 年生まれ。1993年、橋本泰宏師に師事。1999年上京後、川崎マサ子師・椿真二師に師事し内弟子修行に入る。2000年、民謡の店「浅草追分」の専属 伴奏者となる。2004年、津軽三味線全国大会優勝。津軽三味線椿流師範襲名。2008年、アラブ首長国連邦ドバイ初の日系ホテルオープンに際し、オープニングセレモニーで演奏。同年、有限責任中間法人日本郷土民謡協会公認指導員取得、有功賞受賞。2009年、橋幸夫全国20ヵ所ツアーに参加。津軽三味線 椿流皆伝大師範襲名。2010年、国際交流基金主催 アフリカ2ヵ国(コートジボアール、ガボン)公演。2011年、浅草公会堂にて「津軽三味線・椿正範20周年記念コンサート 糸〜椿祭」を開催。同年、国際交流推進団参として、インド・スリランカ公演を行う。2012年、一般財団法人日本郷土民謡協会より公認教師取得。現在、テ レビ・ラジオ、全国の舞台にて活躍中。
松浦奏貴(まつうらそうき/舞踊)東京都葛飾区出身
1984 年生まれ。父方祖父は二代目小林照玉(唄・三味線演奏家)、母方祖父は松浦森勝(舞踊家・演出家)。1985年、満1歳にて日本武道館で初舞台。以来、民 謡民舞の大会で子スズメ会創始者松浦森勝の後継者として団体民舞の中心となり、内閣総理大臣賞3回、文部科学大臣賞3回、参議院議長賞3回。全国子供大会 では民謡も唄う。2010年、芸歴25周年に際し「みんようへありがとう」と題し、江戸東京博物館ホールにて松浦奏貴ショーを開催。 2012年、浅草公会堂にて「松浦奏貴リサイタル」を開催。現在、子スズメ会四世、一般財団法人日本郷土民謡協会公認教授、一般社団法人みらいみんよう舞踊部代表、一般社団法人みらいみんようU-30代表。現在、テレビ・ラジオ、全国の舞台にて活躍中。
(じゃぽマガジン編集部)
(記事公開日:2013年10月15日)