中村明一「虚無僧尺八の世界」シリーズ新作発表
横山勝也師や多数の虚無僧尺八家に尺八を師事、アメリカで作曲とジャズ理論を学び、自ら捜しあて極めた日本古来の呼吸法「密息」や循環呼吸、倍音を自在に操る名手、中村明一さん。「虚無僧尺八の世界」シリーズ新作『江戸の尺八 琴古流』の発表にあわせ、全国各地に存在する虚無僧尺八を探究するCD作品をご紹介。
■プロフィール
中村明一(なかむら あきかず)
横山勝也師、多数の虚無僧尺八家に尺八を師事。米国バークリー音楽大学、米国ニューイングランド音楽院大学院にて作曲とジャズ理論を学ぶ。自ら捜しあて極めた日本古来の呼吸法「密息」、独自に開発した方法による循環呼吸(吹きながら同時に息を吸い、息継ぎなしに吹き続ける技術)、「倍音」を自在に操る。虚無僧に伝わる尺八音楽の採集・分析・演奏をライフワークとしつつ、ロック、ジャズ、現代音楽、即興演奏、コラボレイション等に幅広く活躍。外務省・国際交流基金の派遣・海外からの招聘など、世界40か国余、150都市以上で演奏。平成17年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞。第8回リサイタル「根笹派錦風流を吹く」により第19回松尾芸能賞。作曲家としても活躍し、第18回文化庁舞台芸術創作奨励賞。NHK、ドイツ国営放送、フランスのラヴェル弦楽四重奏団、フィンランドのジャン・シベリウス弦楽四重奏団、ドイツのムンク・トリオ、米国のミュージック・フロム・ジャパンなど、各方面より委嘱を受け、作品多数。洗足学園音楽大学大学院講師。桐朋学園芸術短大講師。朝日カルチャーセンター講師。日本現代音楽協会会員。
■新作
■ディスコグラフィ
虚無僧尺八の世界 九州の尺八 大菩薩(COCJ-31519)
虚無僧尺八の世界 津軽の尺八 根笹派錦風流(COCJ-30927)
■レポート
虚無僧 原宿表参道を行く
中村明一 虚無僧尺八の世界 京都の尺八Ⅰ 虚空 第15回リサイタル
中村明一 虚無僧尺八の世界 東北の尺八 霊慕
(記事公開日:2013年10月14日)