2016年6月発売の作品情報
2016年6月22日発売
プロフィール
中村 明一《作曲家・尺八演奏家》
横山勝也師、多数の虚無僧尺八家に師事。米国バークリー音楽大学にて作曲とジャズ理論を学び、最優等賞で卒業。米国ニューイングランド音楽院大学院修士課程作曲科およびサード・ストリーム科で奨学生として学ぶ。
「独自に開発した方法による循環呼吸」、そして、永年の探求により自ら究めた日本古来の呼吸法である「密息」を用い、「倍音」を自在に操る演奏家として、また、声と音を同時に(異なるメロディを)演奏する演奏家として
第一人者である。
虚無僧に伝わる尺八音楽の採集・分析・演奏をライフワークとしつつ、ロック、ジャズ、現代音楽、即興演奏、コラボレイション等に幅広く活躍。尺八と箏によるバンド「Kokoo(コクー)」を率いる。世界40ヶ国余、150都市以上で公演。世界40局余の放送局に出演。
ビクター、キング、コロムビアなどよりソロ及びリーダーとしてCD11枚をリリース。うち2枚はMCAなど北米及びヨーロッパでも発売、1曲が米国FM局で8位にランクイン。
アルバム「虚無僧尺八の世界 薩慈」(日本コロムビア)により平成11年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞及びコロムビア・ゴールデン・ディスク賞。アルバム「虚無僧尺八の世界 北陸の尺八 三谷」(ビクター)により平成17年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞。第8回リサイタルにより第19回松尾芸能賞。
作曲家としても活躍し、NHK、ドイツ国営放送、フランスのラヴェル弦楽四重奏団、フィンランドのジャン・シベリウス弦楽四重奏団、ドイツのムンク・トリオ、米国のミュージック・フロム・ジャパンなど各方面より委嘱を受け、作品多数。「蒼海波-二十絃箏と十七絃箏のための」により第18回文化庁舞台芸術創作奨励賞。
2015年ポルトガル公演。文化庁「平成27年度文化芸術による子供の育成事業」に採択され、「Kokoo」による学校巡回公演を実施。
東京学芸大学、山梨学院大学、洗足学園音楽大学大学院、桐朋学園芸術短期大学講師。日本現代音楽協会会員。
関連CD
◎虚無僧尺八の世界 九州の尺八 大菩薩(COCJ-31519)
◎虚無僧尺八の世界 津軽の尺八 根笹派錦風流(COCJ-30927)
◎虚無僧尺八の世界 薩慈(COCJ-30465)
◎Kokoo/ZOOM(KICP-681)
◎Kokoo/super-nova(KICP716)
◎Kokoo/moon(MQCP-1)
◎日・月(国内=フォンテック/FOCD3189;欧米=ニューアルビオン・レコーズ/NA069CD)
◎FOREST/Neutral Point(VICG-8026)
関連書籍
『「密息」で身体が変わる』 (新潮社)
『倍音-音、ことば、身体の文化誌』(春秋社)
『あの人の声は何故伝わるのか』(幻冬舎エデュケーション)
(記事公開日:2016年06月29日)