相原ひろ子、松尾芸能賞優秀賞受賞
第35回松尾芸能賞(主催 公益財団法人 松尾芸能振興財団)の各賞が2014年2月12日に発表され、弊財団より作品を多数発表している舞踊歌手、相原ひろ子さんが優秀賞を受賞することに決定いたしました。以下、受賞理由をご紹介します。
優秀賞
舞踊歌謡 相原ひろ子
新舞踊の世界で圧倒的な人気を博し「舞踊歌謡の女王」といわれる。秋田民謡の出身であり、16歳で民謡歌手としてスタートしたが民謡のみならず端唄、長唄等を取込んだ純和風の舞踊歌謡で多くのファンを持つ。三味線を使った和の舞踊歌謡としても評価されている。新舞踊での人気曲は「新隅田川」「春雨情話」「おわら慕情」など数多い。新舞踊公演に相原氏の曲が登場しないケースはないと言っても過言ではない。(松尾芸能振興財団ホームページより転載)
昭和54年に創設された松尾芸能賞は、日本の伝統ある劇場芸能を助成し、振興し、もって我が国独自の文化、芸能の保存及び向上に寄与することを目的とし、劇場芸能出演者、助演者並びに研究者や、演出、舞台・用具等所要施設関係技能者、音楽関係技能者、劇場芸能の公開、海外出演その他諸企業、などに与えられる賞です。
詳しくは松尾芸能振興財団のホームページ(http://www.matsuo.or.jp/ )をご覧ください。
■プロフィール
相原ひろ子(あいはら ひろこ)
東京都出身。8歳より秋田民謡の角田正孝師に師事。10~20歳までキング三橋少年民謡隊で活動。その後ライブ廻りなどでポップス&スタンダード等を習得。16歳でNHK邦楽オーディション合格。25歳で日本郷土民謡協会全国大会個人の部で第2位。その後東芝EMIの専属民謡歌手としてレコードデビュー。民謡と並行して新舞踊のための舞踊歌謡も多数レコーディング。民謡は、伊勢音頭、佐渡おけさ、岡崎五万石等のお座敷ものを得意とする。2000年3月にビクターに移籍。端唄入り舞踊歌謡「辰己恋すがた」、「大慶(よろこび)の舞」、『越中おわら』をモチーフにした「おわら慕情」や、俗曲『奴さん』入りの「大川くずし」等、お座敷民謡と舞踊歌謡のレパートリーで活躍中。相原ひろ子の多彩な和の世界は舞踊愛好家から好評を得て、特に舞踊界での人気No.1との呼び声が高い。
■ディスコグラフィ
(記事公開日:2014年03月10日)