THE CONCERTO 遠藤千晶 箏リサイタル

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21世紀の箏のトップランナー遠藤千晶!!
比類ないテクニックと、その煌めく音色をオーケストラとの共演で収録。

梅田俊明指揮 日本フィルハーモに―交響楽団
2016年10月10日、紀尾井ホール ライブ録音盤

  • 解説書
    巻頭言 悠雅彦(音楽評論家)
    曲目解説 松下功、善養寺彩代、遠藤千晶
    英文サマリー付き!!
ソロで演奏した「乱輪舌」以外の曲はすべてオーケストラとの共演であり、そのうちの2曲がこのリサイタルのために遠藤自身が作曲者に委嘱した新作、つまりは世界初演作であることを見ても、彼女の試みが単なるオーケストラとの共演を超えて尋常ならざる意気込を示す例外的な演奏家魂の発露を示すアドヴェンチャーであることに、聴き手の私の方がエキサイトしてしまうほどだった。

悠 雅彦(音楽評論家)ライナーノーツより

遠藤千晶 Chiaki Endo プロフィール

福島県福島市出身。
母・遠藤祐子に箏の手ほどきを受け3歳で初舞台、その後、砂崎知子に師事し13歳で宮城会主催全国箏曲箏曲コンクール演奏部門児童部第一位入賞。
東京藝術大学大学院修了。
大学卒業時には、卒業生代表として皇居内・桃華楽堂にて御前演奏。
第8回長谷検校記念全国邦楽コンクールにおいて最優秀賞(全部門第一位)および文部科学大臣奨励賞受賞。
ベトナム・ハノイにて開催されたASEMに先立つ参加各国文化祭にて、日本代表としてコンサートを行う。
「遠藤千晶箏リサイタル―挑み―」の演奏で第62回(平成19年度)文化庁芸術祭新人賞受賞。
第13回日本伝統文化振興財団賞受賞。
NHK東北ふるさと賞受賞。
みんゆう県民大賞受賞。
福島県しゃくなげ大使に任命される。
第38回松尾芸能賞新人賞受賞。

現在までに、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、日本フィルハーモニー交響楽団と協演。
2016年10月に紀尾井ホールにて日本フィルハーモニー交響楽団を招き、遠藤千晶リサイタル「THE CONCERTO-ザ・コンチェルト-」開催。
また、遠藤千晶箏リサイタル「凜(りん)―soloist―」(2009)、「傳―つたえ―」(2011)、「brillante」(2013)を開催し、それぞれ同タイトルのCD・DVDを公益財団法人日本伝統文化振興財団より発売。

(記事公開日:2017年07月20日)